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- ドクターズインタビュー
京都府城陽市で開業された
理由を聞かせてくださいinterview 01
京都府立医科大学を辞して開業を考え始めた頃、眼科医が最も必要とされているエリアでクリニックを立ち上げようと決意しました。それまでのキャリアで身に着けた技術や知識を活かす場面が多いと思ったのです。自分で調査した結果、当時の京都府城陽市は人口あたりの眼科医数が少なかったのです。またJR奈良線城陽駅から徒歩約7分といった立地も決め手になりました。おかげさまで1988年の開業から35年以上城陽市で診療を続けてまいりました。これからもますます皆様の目の健康を守るお手伝いをしていきたいです。
開業にあたり意識されたことは
ありますか?interview 02
大学病院時代に白内障や角膜移植などの手術を数多く手がけていたので、開業後も患者様に納得いただける手術ができるように3つのことを意識しました。1つめは自分自身のスキルアップです。医学の世界は日進月歩なので、開業後も定期的に学会に参加するなどしてアップデートを怠らず、最適な医療を患者様に提供できるように意識しています。2つめは設備や道具の充実です。眼科で使用する機器も常に進化し続けています。治療機器や検査機器だけではなく、手術機器もアップデートし、導入するように心掛けています。そして最後の3つめがスタッフのスキルアップです。私の理想とする医療は、医師の知識や技術と機器の充実だけでは不十分であり、スタッフの力を欠かすことができません。当院には視能訓練士(しのうくんれんし)と呼ばれる国家資格を持つスタッフが3名在籍しています。医師とスタッフが一体となって診療にあたります。
コンタクトレンズに
深く関わるようになった経過を
聞かせてくださいinterview 03
もともと私は角膜(黒目)の研究をしていて、博士号も角膜に関する研究で取得しました。コンタクトレンズは角膜に直接接触しますが、角膜のコンディションによって患者様に適したコンタクトレンズはそれぞれ違います。当院ではカラーコンタクトレンズを含めて50種類以上のコンタクトレンズを取り扱っており、最適なコンタクトレンズの選び方からトラブルの有無の確認、さらにはトラブル発生時の治療まで安心してお任せいただければと思います。
角膜の研究に注力
コンタクトレンズを
快適に使ってもらいたい
最適なコンタクトレンズは
人によって違う、とは
どういうことですか?interview 04
コンタクトレンズは角膜の上に載せて使用しますが、この角膜の形には個人差があります。当院では角膜形状解析ソフトを駆使して患者様の角膜に見合ったコンタクトレンズを提案させていただきます。コンタクトレンズはハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの2種類があり、それぞれに短所と長所があります。それぞれの特性を良く理解して選ぶと良いでしょう。
コンタクトレンズを
選ぶポイントは?interview 05
当院ではスペキュラーマイクロスコープと呼ばれる機械を導入し、検査の結果、角膜の内皮細胞数が少ない方には、酸素透過性の良いコンタクトレンズをおすすめしています。また、ドライアイのために涙液量が少ない方は、コンタクトレンズを使用することでドライアイが悪化するケースがあります。患者様のニーズはもちろん、角膜や涙液量などを総合的に判断して、ベストなコンタクトレンズをご提案いたします。注意していただきたいのは、安売り販売やインターネット販売の中に酸素透過性が悪い旧製品を扱っているケースがあります。価格だけではなく、ご自分の目の健康のことを是非とも考えてコンタクトレンズを選んでください。
手術や健診もおこない
幅広い年代の患者様に
対応
小玉眼科医院では、
どのような病気の手術を
されているのですか?interview 06
当院では現在、眼瞼内反症(逆まつげ)、麦粒腫(ものもらい)、眼瞼腫瘍、眼瞼下垂などの疾患の手術をしており、全て日帰りで手術が可能です。ただしこれらの病気の全てに手術が必要になるわけではありません。点眼薬や内服薬だけで治る方も多いです。また腫瘍が悪性(がん)の場合や、手術が必要な白内障や緑内障については、信頼をおいて連携している医療機関にスムーズに紹介できます。
手術や治療ではなく健診(検診)や
検査も行っていますか?interview 07
一般的な視力検査や視野検査はもちろん、さまざまな目の病気に関するチェックを行なっております。例えば、当院では視能訓練士が丁寧にコンタクトレンズの指導、アフターケアを行います。また、初期症状の乏しい緑内障の検査にも力を入れています。緑内障は日本で失明する原因でもっとも多い病気ですが、自覚症状がない初期段階で発見し、適切な治療を受ければ過度に失明を恐れる必要はないです。
緑内障の予防方法は
ありますか?interview 08
残念ながら科学的に証明された緑内障を予防するお薬やサプリメント、そして健康法は現時点では存在しません。40歳以上の方は最低でも年に1度は緑内障がないかをチェックするように心掛けましょう。
最後にメッセージを
お願いしますinterview 09
目の病気は年代によって出やすいものがあります。例えば子どもさんで問題になる仮性近視や、年齢が進むにつれて増加する老眼(労視)、緑内障や白内障といった疾患です。当院には小さな子どもさんから、シニアの方まで幅広い年代の患者様が受診されます。さらに既にトラブルとして現れている状態から、まだ症状がない方の早期発見までさまざまなステージの病気に対応しています。目に関することであれば、どのようなことでもお気軽にご利用ください。私はもちろん、スタッフが一丸となって目の健康を保つお手伝いをさせていただきます。